ラグビー感動研究所

ラグビーの?と感動を皆様にお届け!

ラグビーセラピー 〜 序章 〜

USA v Japan - Rugby World Cup 2021: Pool B

突然の言葉

ある日、ラグビーとは無縁の知人が突然言った。


「世界のみんながラグビーに関われば世の中は平和になるよね。」

 

2019年、TBSで放送されたドラマ「ノーサイドゲーム」に、ひょんなことからハマったそう。

 

それを観ての感想ということでした。

 

なぜ、そう思ったのか、知りたかったので、本人に後で聞いてみました。

 

みんな大切

ラグビーに限らず、スポーツは感動します。

だから、スポーツドラマは大概、感動させてくれます。

友人がそのラグビードラマの何に感動したのかを教えてくれました。


ラグビーを愛する,または愛するようになる人達は皆、自分のためじゃなくて、他の誰かのために行動しているんですよね。」


「利益とか名誉とか、名声とかはなくて、純粋にお互いを大切にしているんだよね。」


「”オレが頑張ってるんだ”みたいな、自分中心のサクセスストーリーもないしね。」


対極の価値

なるほど。へたにラグビーを知ってます、みたいなコメントではない。

でも,感じてくれた何かがあるようだ。

そこには,一点の曇りもない。ただただ穏やかに、静かに私に語ってくれました。


しかしそれはラグビーの本質を突いている内容でした。


ラグビーは体が大きくて、筋骨隆々で、力が強くて、足が速くて、喧嘩っ早い、怖い人達の為のスポーツ…

 

ではありません。


体が小さくて、なかなか体重が増やせなくて、足が遅くて、おとなしくて、弱そうに見える人達。

そんな彼らの可能性も信じるスポーツなのです。


普段の生活で、あきらめてしまっている大切な価値観や、理想の人間集団、そして思いやりの気持ち、そして相手への敬意がそこにはあります。


当然、そこに至るまでには、葛藤や努力、紆余曲折。

楽に話が運ぶわけもありません。


しかし、傷つき、純粋が故の、人に対する優しさもそこにはあるのです。


そして,癒やしへ

ここで、筆者は表題にもあるラグビーセラピーを提唱したいと思います。

 

殺伐とした日常に、「人は善き(よき)もの」と信じるラグビーの価値観を注入したい。

疲れ、傷ついた心を労り、そして勇気づけてくれる、そんな価値を。


価値の高いエピソードや、ラグビーの所作、観戦方法をお示しして、心の癒しを体系化させていきたいと考えています。

とても小さな力ですが、大きな感動を伝えていければと考えています。


そして,皆さんと一緒に豊かな人生を送って生きていきたいと思います。

 

ようこそ、ラグビーセラピーへ