ラグビー感動研究所

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ラグビーの楽しみ方いろいろ

Japan v Samoa - Rugby World Cup France 2023

いろんな人が、いろんな形でラグビーを楽しんでいます。

最近はずいぶんとトップレベルの試合を気軽に、気楽に観戦できるようになってきました。

最近会場では、かつてはあまり見られなかった光景が広がっています。
 
こんな人々が

国内プロリーグであるリーグワンに多いのが家族連れ。

かつては、中年の男が一人で休日にこっそり抜け出して、ラグビー場に行くぐらいでした。

それが今や、堂々と家族分のチケットまで取っての観戦。

小さな子どもたちは、当然あっという間にラグビーの試合に飽きてしまいますが,夫婦でそんなのもお構いなしに、ビールをあおっている光景がよく見られます。


ちなみにビールはラグビー観戦の世界共通公式?ドリンク。

会場では飛ぶように売れています。

昔ながらのファンも、「ラグビー見慣れてますよ」系のおじさんたちも健在です。

チケットが昔より高いだなんだとぼやいたりしています。

以前は、ラグビーの試合自体が、特定の大学の試合(早稲田大,明治大あたり)以外は興行になっていませんでした。

つまり、お客さんは全く入らないし、収入も期待できる状態ではありませんでした。

でも今は、普通に観客席が埋まっています。

そして、毎試合で、ラグビーらしい、とても素敵な光景が見られるようになったのです。


新しいファン

続いて、よく見られるようになったのは、女性の2〜3人組での観戦。

コロナ禍以前は、見るからに、誰かに連れてこられて、初めてです、的な方々が大半でした。

2023−24シーズンは、比較的観戦に慣れている様子の女性が増えている印象。

応援している選手(これも「押し活」と言うのかも)の名前が書かれたタオルを手にして、活躍や出番を待っている。

以前よりも落ち着いて、まるで友達の出番でも待っているかのようにも見えます。


サッカーや野球ほどではないにしても、そんな「当たり前ファン」みたいなタイプは、逆にラグビーでは新鮮に感じます。


それぞれの立場で

先日観に行った試合で、自分の観客席の近くに、とても都会的で洗練されたルックスの、若いご婦人と、まだ歩き出したくらいの可愛らしいお子さんが観戦していました。

雰囲気的には、都内のタワマン内にある小さな公園にいそうで、ラグビー場にはなんだか似つかわしくないな、と思いました。

しかし、よく見ると、ふたりとも一方のチームの、ユニフォームレプリカを着ていて、お子さんの背中には番号が入っていました。


さすがにすぐにピンときました。このふたりは、おそらく今日出場している選手の家族。

しかし、今日そのチームのその番号の選手は、まだ大学を卒業して数年で、妻と子どもがいるとは思えない。なるほど、パパは控えのあの選手。


お子さんは試合などはまったく見ていなく、たくさんの観客に愛想を振りまいてくれます。

吸い込まれるような青い空に、飛行機が見えると興奮気味にはしゃいでいます。

にっこりした顔はパパにそっくり。

パパが出てきた瞬間、奥様はしきりに「パパ〜!」と声を上げ、連れ立った人達と周りでそれをさらに盛り上げます。

お子さんは,大型スクリーンに映る別の選手に向かって、「パパ」と言ってしまいました。

周りも状況が分かって、笑いが起きます。


ラグビーの本当に素敵な、かけがえのない光景です。

 

楽しみ方いろいろ

楽しみ方は本当に十人十色。

個人的には、周りで話しかけても大丈夫そうな人とお話しながら観戦するのがおすすめ。

いろんな方と、ラグビーとの縁の良き話をたくさん知ることができます。

 

いろんな角度からラグビーを楽しんでもらいたいです。